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ソバコさんが教えてくれたいくつかの事 その1 [蕎麦の栽培]

ソバについて調べてみました。こういったときに役に立つのが
「新特産シリーズ ソバ 条件に合わせた作り方と加工・利用」です。

ソバの花は以下の2種類ある異型花柱性(異型ずい現象)ソバコさんを使っての写真です。
見にくくてゴメンナサイ。

①短柱花(スラムタイプ):おしべ > めしべ
短柱花.jpg

②長柱花(ピンタイプ): おしべ < めしべ
長柱花.jpg

・長柱花と短柱花の存在比率は1:1だが、夏ソバは5~10% 長柱花が多くなる。

・一本のソバはどちらか一方の花のみつける。
⇒確かにソバコさんそうなってます。それにしても「めしべ」小さいです。

・①と②同士では受粉ができない。

・昆虫による他家受粉
⇒雨が降っている時期は虫の活動が鈍って収穫が落ちる。今は梅雨なので不向きな時期ですね。

・花の数に対して実を結ぶのは2割程度
⇒異型ずい型の特徴で、無駄花が多いんだそうです。でも、すべて実を結んでしまうと重くて倒れるリスクがあります。効率は悪いが、蕎麦の花は虫を引きつける誘蛾灯の役目を果たしているので、そう考えると無駄ではないですね。
 
・異なる品種を近くで栽培すると簡単に交配してしまい、本来の特性が変わってしまう。
⇒隔離の観点から山間などが適している。また、赤い花の蕎麦畑と白い花の蕎麦畑を近いエリアで栽培すると品種が変わってしまう可能性がある。こういった土地で作られたソバはいまいちなのかもしれませんね。

・世代を重ねるとその種の特性が弱ってしまうので、管理された種を使うか、種用として別に栽培するなどの管理が必要。
⇒「ソバコさん2号」の計画をしていましたが、断念。

しっかりその土地で育んだ、履歴のはっきりした純血の蕎麦が良い蕎麦というところでしょう。きちんと種をまもる事にこだわる土地の蕎麦はきっと旨い蕎麦のはずです。粉選びの時の参考にしたいと思います。

きっとソバを育むソバ畑の風景は変わってはいけない風景なんですね。


あなどるなかれ ソバコさん。


今日も読んでいただきありがとうございました。
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